こだわり食材のマッチングを楽しんで

かぼちゃとカマンベールのかつおコンプレ

¥324

パン屋さんが創る“おふくろの味”出汁のパワーが素材を引き立てる和風パン

丁寧に鰹や昆布から出汁をとって作られる煮物は、なぜかふとしたときに恋しくなるもの。まさに、そんなふとしたときに、「その懐かしい味を、今の自分の味覚で表現したら……」とブーランジェの児玉が思い立ち、生み出したのがこちらのコンプレです。出汁といえば、「和」。安直な発想と侮るなかれ、表面はカリッと中はトロリとチーズとろけるコンプレ生地の中には、醤油ベースの出汁で炊いた大きめサイズのカボチャをはじめ、播州百日どりの蒸し鶏、カマンベールチーズと、さらに相性の良いリンゴがところ狭しとおしくらまんじゅう。噛めば噛むほど味わい深い全粒粉で作られるコンプレ生地に混ぜ込んだ鰹節はこれ以上ないほどの好相性。生地の特性と出汁の特長を生かした組み合わせの妙を存分に感じられます。口にすると、鰹出汁の香りが鼻に抜け、素材と出会うたびにそれぞれ深みが感じられる味わいに。リンゴの豊潤な甘酸っぱさ、カマンベールの濃厚なコクは出汁の引き立て役になり、ほくほくのカボチャは煮物そのものを味わっているかのような感覚に。仕上げにかけた黒七味の奥深い辛さも名脇役。シェフ小山も「面白い!」と評した、“お袋の味”を思わせる和風パン。お持ち帰りいただいたあとはぜひオーブンで温め、熱々でお召し上がりください。