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シェフ小山が、「知人から届いた」という美味しそうなたくさんの種類の葡萄を前に、「この葡萄に、中国茶か日本茶を合わせて美味しいドリンクを創ってみて！」と、ミッションを与えられた、パティシエールの田中が生み出したのがこちらのドリンク。まず、選んだお茶は、今年の新茶から生まれた爽やかな香りが心地よい緑茶。渋味が葡萄の味わいを邪魔しないよう水出しにして、緑茶の良いところだけを引き出しました。そんな緑茶と相性が良かったのがシャインマスカット。皮も含めて果実を丸ごとミキシングして美味しいところを余すところなく出し切った果汁を漉した後、味わいにコクをもたらす三温糖と、隠し味にシャインマスカットの香りを引き出すエルダーフラワーのシロップを少し加えて完成です。ひと口含めば、鼻腔をくすぐるシャインマスカットの甘い香りと緑茶の爽やかな香り。その香りに酔っていると、気づけば舌はしっかりと緑茶の旨味を感じているでしょう。そうして感じた緑茶の旨味が、三温糖によって引き出されたシャインマスカットの爽やかな甘味の余韻と重なって、お口の中に心地良い調和をもたらします。