Vol.3
18.5.17 (4/5ページ)

1日目:「Marqués de Riscal」でのディナー

⑦RED PRAWN CARPACCIO 
こちらの料理は赤海老のカルパッチョです。トマトのタルタルソースの周りにガーリックスープが盛られ、上にキャビアが乗せられていました。スープは濃厚ですが、後味はさっぱりとしており、塩味、甘味のバランスが良く立体感のある味わいでした。
ペアリングとして出てきたのは、先ほどのワインと同じくスペインルエダ産の白ワインです。黄金色の色味とバニラとハーブの香りが特徴的で、魚介料理と相性の良い辛口ワインでした。


⑧GREEN ASPARAGUS 
グリーンアスパラガスの素材の味を活かした一品です。アスパラガスに添えられていたマッシュルームマヨネーズやキャビアがより素材の味を引き立てているように感じました。


⑨HAKE COCOCHA
メルルーサというお魚の顎の部分を使った料理でした。メルルーサはバスク地方では超が付くほどの定番の食材で、バスク地方に住んでいる人たちにとってはとても親しみのあるお魚です。バスクの魚屋さんでは、どこに行ってもこのメルルーサが丸ごと一匹販売されているそうです。そして"COCOCHA(ココチャ)"とはメルルーサの顎肉の部分だけをたくさん集め、低温でじっくりと火を入れながら、大量のバターを入れ乳化させた料理です。プルプルした不思議な食感とエスプーマの泡は辛く不思議な味わいでした。

ペアリングのワインはスペインリオハ産の赤ワインです。チェリーレッドの明るい色味とフルーティーな後味が特徴です。


⑩SWEETENED PORK RAVIOLI
豚肉とラビオリを甘く煮たものです。上にはイカが盛りつけられており、見た目はとてもシンプルですが、豚肉の旨味を引き立てた塩味と甘味のバランスがよく立体感のある一品です。今回のレストランで出てきたどの料理にも言えることなのですが、塩と砂糖のバランスがとても絶妙で、素材の旨味が引き出された料理が多い印象を受けました。


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