Vol.3
18.5.17 (5/5ページ)

1日目:「Marqués de Riscal」でのディナー

⑪ROASTED HAKE 
先ほどココチャで使われていた、メルルーサをローストしたシンプルな料理です。焼き加減がちょうどよく、身がふっくらとしており、あっさりとした味わいでした。

こちらもスペインリオハ産の赤ワインです。こちらのワインは黒胡椒やシナモンなどスパイスの香りと煉瓦色の色味が特徴です。


⑫ROASTED SQUAB 
雛バトを樫の樽に使われていた木材を使って焼き上げたものです。周りには洋ナシを炒めて煮詰めたもの、バニラ、イベリコ豚のハム、赤系フルーツ、きのこ類、栗のペーストが飾られてありました。甘みもあり味のバランスが良く美味しくいただけました。この雛バトのローストと、赤海老のカルパッチョは特にシェフも「美味しいなぁー!」とおっしゃっておりました。


⑬PEACH GRANITE
黄桃のグラニテというシャーベット状のデザートに赤ワインのサングリアのソースがかかっており、酸味と甘みのバランスが良くすっきりといただけました。グラニテはロースト料理のあとのお口直しで提供されることが多いそうです。


⑭THE WHITE
ホワイトチョコレートとヨーグルトソースを使用した真っ白なデザートです。グラニテとは違い、口に入れた時は濃厚な味わいですが、後味はヨーグルトソースのさっぱりとした酸味が残り食べやすい一品でした。

最後にアマンドショコラやマシュマロ、パートドフリュイなど色とりどりのスイーツとエスプレッソが出て来ました。すべて一口サイズで、一皿で様々な味を楽しむことが出来ました。

今回いただいた料理は全体的に見た目も華やかで前菜からメイン料理、デザートまで美味しくいただきました。すべて素材の味を生かした料理だったように思います。改めてお食事に参加させていただき、素材を活かすためにどういう味付けをしているのか。どう盛り付ければ美味しく見えるのかなど、普段のお菓子づくりだけでなく料理からたくさん学ぶことがあるのだと再確認しました。
そして今回、小山シェフとは笑いあり、真剣な話ありと終始いろいろなお話しをさせていただき、とても充実した時間を過ごすことができました。


私は、今回のような海外研修で勉強させていただける環境があり、国内でも自分の力では予約の取りにくい一流のレストランで食事をする機会や一流の料理人の方と交流が出来る環境にいます。今の環境が当たり前のことではなく、シェフからチャンスをたくさんいただけていること再確認しなければいけません。感謝の気持ちをしっかり持ち今後の仕事に活かし、良いものをお客様に届けられるよう努力してまいります。小山シェフ、今回このような機会をいただき本当にありがとうございました!


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