es koyama CHOCOTATE BOOK 2022
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28MAGIC PRALINÉ AUX FRUITSライチ×ヘーゼルナッツトロピカルでみずみずしい甘さと、やんわりとした酸味が共存するフルーツ「ライチ」。 「どこか妖艶なこの南国のフルーツ独自の味わいを表現するには、ミルクチョコレートだけでは優しすぎる」と感じたシェフ小山。 そこで考えたチューニングは、クリオロ種カカオ(55%)のビターチョコレートを同量ブレンドするレシピ。 スパイス的に加えたまろやかな芳香を持つヘーゼルナッツは、ライチの酸味の余韻を長く感じさせる効果を生み出す名脇役です。バナナ×ヘーゼルナッツ厚みのあるまったりとした甘みのバナナは、同じ熱帯生まれのカカオと素直になじむ、無垢でまっすぐな味わいが印象的。このレシピでは、どんなトロピカル・フルーツとも相性のいいヘーゼルナッツをスパイス的に加えることで、その味わいをさらに深めつつ広がりを持たせました。 クリオロ種カカオ(38%)のミルクチョコレートでまとめあげたガナッシュの丸くやさしい味わいは、誰にも親しみやすく、どこかノスタルジックな懐かしさを感じさせます。フランボワーズ×アーモンドエレガントな酸味とフルーティーな香りあふれるフランボワーズは、赤いベリーの代表格。 アーモンドの持つナッティな香ばしさやまろやかな風味と合わせることで、ベリーの酸味がさらに洗練された印象へと高められます。 この2つの素材のためにチューニングしたのは、クリオロ種カカオ(55%)のビターチョコレート。 このカカオのセレクトにより生まれたのは、ほどよく甘さを抑えた大人の華やぎ。 まるで美しさと可愛らしさをあわせ持つ女性のような、気品あふれる味わいをお楽しみください。苺×ヘーゼルナッツふわりと広がる甘く華やかな香りの後から追いかけてくるのは、程よく軽やかな酸味。 まさに「キュート」という言葉がぴったりの果実・苺の味わいを最大限に表現するため、丸みのある深い風味が特徴のヘーゼルナッツをその引き立て役に。 それらに合わせてセレクトしたのは、甘酸っぱい味わいをまろやかに包み込むクリオロ種カカオ(38%)のミルクチョコレート。 おしゃれなレッド系ストライプの見た目どおり、フルーティーで愛らしい苺の個性をお口いっぱいに感じて。柚子×アーモンド柑橘系特有の凛とした香りを放つ柚子は、さながら清楚な“大和撫子”のような果実。 その個性的かつ清々しい酸味の相手役としてセレクトしたのは、角の取れたマイルドな味わいのミルクチョコレート。 京料理の「柚子味噌」のようなイメージで、ほんのりとした甘みとコクの中に柚子の個性がくっきりと浮かびあがるように仕立てました。 アーモンドの甘くあでやかな風味が、全体を華やかにまとめる立役者に。パッションフルーツ× ヘーゼルナッツひときわエネルギッシュな酸味を持つ果実・パッションフルーツ。 まるで“南国のおてんば娘”のようなこのフルーツとふくよかな風味のヘーゼルナッツを合わせると、不思議なぐらいその元気いっぱいの酸味がマイルドでおしとやかな口当たりに変身。 そんなパッション×ヘーゼルナッツの洗練されたマリアージュを、クリオロ種カカオ(38%)のミルクチョコレートでやさしく包み込みました。 「6種のアイテムのなかで、ひとつだけフルーツの酸味が強すぎてもいけない」と、シェフ小山が最後までバランスの調整に苦労したこのアイテム。 天真爛漫な少女を連想させるジューシーなひと粒は、南国の太陽のような明るさと、弾けるみずみずしい香りでお口を満たしてくれます。

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