クリスマスシーズンを控え、エスコヤマ本店テラス側入り口横のディスプレイが衣替えしました!
手がけて下さったのはもちろん、庭師の松下さん。今回のテーマは「サンタさんがおもちゃやお菓子を集めながらエスコヤマにやってきた!~プレゼント配達中!~」。創作途中に偶然通りかかった警備員さんは思わず、「今の時期にお店に来てるということは、ずいぶん、慌てん坊のサンタクロースだね!」と一言。現場が笑いで和みました。
ちなみにこのサンタクロースは10年近く、クリスマスのディスプレイに登場しているのだそう。
シェフ小山がドイツを訪れた際にツリーのオーナメントと共に購入したそうです。
「ドイツのクリスマスショップは見ているだけで、いつもすごくワクワクする」とお話をされていました。
この度、ディスプレイを作っている現場で、松下さんにお話を伺うことができました。
Q.「ディスプレイは、どのよう流れでつくられたんですか?」
A.「まずは全体のラフスケッチを起こしてから、詳細な設計図を書きました。
例えば、ソリに取り付ける『es koyama』の文字の寸法書き、天井から吊るしている『MERRY CHRISTMAS』の型抜き文字のデザインや寸法書きなどかな」
実際に水彩で描かれたラフスケッチを見せていただきましたが、ラフと言いつつも細かい部分まで描き込まれており、創られたディスプレイの醸し出す雰囲気や温かさが、その絵に表現されていました。
Q.「このディスプレイにどんな想いを込めたのですか?」
A.「小山シェフがつくり続けるスイーツと同じように、『手作りで良い物をつくりたい』という想いを込めました。シェフは“お店づくり”で、僕は“庭造り”。表現方法は違うけれど、結局やっていることは同じことだよ。ラフであってはいけないし、ラフなものはエスコヤマには似合わない。だから、このディスプレイから、手作りのモノの良さや温かさを、自然に感じていただければ良いなぁと思うよ」
お話を聞きながら、特に驚いたのは「クリスマスリース」のこと。手作りなのはもちろん、1つのリースの中に紫陽花のドライフラワーやコットン(綿)、ローズヒップなど、なんと全部で12種類以上の植物が使われていました。また、ディスプレイ全体の枠もソリも手作り。一つ一つのモノづくりにかける想いと、丁寧な手仕事を感じることができました。
「このディスプレイを見て、どんな切り口でも良いから、エスコヤマのモノづくりを知るきっかけに繋がってほしい」と松下さん。エスコヤマのお店は、アイテムに限らず、敷地内のオブジェやお店の内装など、お庭も含めて「手づくり」で溢れているので、いつもより視野を広げていろいろと見てみて下さい。
「リースにはどんな植物が使われているのかな?」「ソリにはどんなプレゼントがあるかな?」などと思わず覗いてみたくなるクリスマスディスプレイは、12月下旬ごろまで飾られる予定です。
お店にお越しになられた際はぜひ、サンタさんに会いに来て下さいね。