ざくろ写真加工2ざくろ写真加工1

真夏の日差しが降り注ぐ中、エスコヤマ第3駐車場の入り口付近では、
まるで「タコさんウインナー」のような色と形をしたお花を見つけることができます。

このお花は「ザクロ」です。花のほとんどは受粉を終えた状態で、これから日々少しずつ膨らんでいきます。
秋頃にかけて実の一粒一粒は少しずつ大きくなり、まるで宝石のガーネット(ざくろ石とも呼ばれています)のような透き通った深みのある赤色へと変化していきます。
一つの果実の中に、たくさんの小さな種がぎっしり詰まっていることから子孫繁栄の「吉祥果(きちじょうか)」としても知られ、女性の幸運の象徴ともされています。

大きさによって様々ですが、大きめのザクロには約300個近くの種が入っています。
種はプチプチとした食感が面白く栄養も多く含まれており、果実と種子を一緒に食べることでより美に良い効果を
もたらします。
かの有名な歴史の三大美人といわれている古代エジプトのクレオパトラや、中国の楊貴妃にも好まれ、美しさの秘訣はザクロを毎日半分食べていたからだという逸話があるほどです。

食べ方は、とっても簡単。
厚くて硬い外皮ですが、ナイフで切り込みを入れ、切れ目に指を入れると簡単に割ることができます。
果肉をミキサーにかけてフレッシュジュースにしたり、果肉をそのままサラダやヨーグルトに散らしたり、ザクロ酢にしたりなどいただく方法はさまざまです。

エスコヤマにザクロを植栽してから、およそ5~6年が経過しましたが、昨年から大きな果実が現れ始めています。これは根がしっかりと深く張ってきている証拠。
収穫の時期にあたる今年の秋頃には、果実がどれくらい大きく成長しているのか、今から楽しみです。