太陽をたっぷり浴びて育った真っ赤なトマト、土の中でじっくり栄養を蓄えたにんじんやごぼう・・・自然の恵みをたっぷり受けた“野菜”が主役のマカロンが誕生しました。
きっかけは、 シェフ小山が「味だけでなく色彩においても勉強になり、面白い」と言う“コールドプレスジュース”。マカロン担当のスタッフ達は、脇役の素材選びから味覚のバランスに至るまで、試作にいつも以上の時間を費やすことになりました。
チョコレートの世界で、真空常温乾燥などの化学技術を用いて様々な素材のマリアージュを生み出してきた小山の「エスコヤマのスタッフは、料理人の感覚を持ったパティシエ、ショコラティエであってほしい」という想いが、試作を繰り返すスタッフの中で目標へと変わり、一つ一つ形になりました。
素材の甘みや彩りを引き立てるべく、ガナッシュには甘さを抑えたホワイトチョコレートをセレクト。
野菜本来の味わいを活かした、新しいマリアージュをご堪能ください!
○ごぼう&レンコン ~香ばし醤油と共に~
ほんのりくすみがかった白いガナッシュの中には、ごぼうとレンコンがたっぷり。
中に閉じ込められたごぼうの香りが、口どけと共に奥行きをもたせながら広がります。2種の根菜を引き立てる風味豊かな塩味は、ガナッシュの上にぱらりと振りかけた“粉醤油”によるもの。
○ビーツ&フランボワーズ
落着きがありながらも、華やかな印象のひと粒。
濃い赤紫色に染まったガナッシュは、甘みを蓄えたビーツをたっぷり練り込み、中にビーツとフランボワーズのパートドフリュイを忍ばせました。根菜らしいやわらかく深みのある甘みが、ベリーの爽やかな酸味と共に品のあるやさしい味わいを奏でます。
○ほうれん草&青りんご
ほうれん草をたっぷり練り込んだ、緑が鮮やかなガナッシュ。そこにレモンの酸味を効かせた青りんごのピューレを合わせました。ガナッシュの口どけと共に香り立つ、穏やかなほうれん草の風味。その味わいには、どことなく抹茶のような深みも。そこに甘酸っぱいピューレが寄り添うように広がり、後にすっきりとした余韻を残します。
○にんじん&オレンジ
にんじんの風味が豊かなオレンジ色のガナッシュ。そこに清涼感漂うカルダモンの香りを忍ばせれば、口溶けとともに広がるふくよかな甘みに、輪郭が生まれます。センターの“にんじんのコンフィチュール”にはオレンジをほんのり効かせて、柑橘の華やかな甘みや酸味、淡い苦みが風味をいっそう豊かに。“にんじん×オレンジ”の相性の良さが際立つ一品です。
○トマト&パプリカ ~グリオットチェリーを添えて~
トマトの風味をパプリカが引き立てる、コク深いガナッシュ。
そこにグリオットチェリーを忍ばせたトマトとパプリカのジュレを合わせ、濃密な味わいに仕上げました。
2種類の赤い野菜の旨み、グリオットチェリーのやわらかな酸味、そしてホワイトチョコレートのミルキーなコクが織りなす絶妙かつ新鮮マリアージュ。
○コーンポタージュ
「コーンポタージュ」の味わいをひと粒に凝縮したマカロン。
粒入りのスイートコーンのガナッシュは、仕上げに塩コショウで味付けし、旨みたっぷりのコンソメのジュレを中に閉じ込めました。ジュワッと溶け出したジュレがまろやかな甘みのガナッシュと混ざり合うことで、スイートコーンの味わいはより鮮明に。口の中で奏でるハーモニーは、まさに「コーンポタージュ」そのものです。
9月1日(木)より、コンフィチュール&マカロン専門店co.&m.で販売中です。オンラインショップでもお取り扱いがございます。ぜひ、季節の味わいをお楽しみくださいませ!
○マカロン・ガストロノミー
https://es-koyama.com/co_and_m/macaron/set_012.html
◇オンラインショップはこちらからお願いいたします。
http://shop.cake-cake.net/es_koyama/select_item.phtml?CATE1_ID=12&CATE2_ID=37&CATE3_ID=1992