< Salon Du Chocolat Paris 2019 >
■ 会 期 : 10月30日(水)~11月3日(日)
※前夜祭 : 10月29日(火)
■ 会 場 : ポルト・ド・ヴェルサイユ見本市会場
パティシエ エス コヤマは、今年もサロン・デュ・ショコラ パリに出展いたします。
今年で25 周年を迎えたサロン・デュ・ショコラ パリ。パティシエ エス コヤマは2011年の初出展から数えて9回目となる出展を致します。今回も、新作のショコラアソート「SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2019」を世界に先駆けて発表し、その他新作ショコラを販売いたします。
また、それだけでなく、10/31(木)には、デモンストレーションと、セミナーを行い、日本人のつくるショコラ、チョコレート菓子をフランスの皆さんに向けて発信いたします。
10/30 (水)には、フランスの最も権威あるチョコレート愛好会「C.C.C.」が、これまでの品評会出品者たちの中から選んだ「TOP of TOP ショコラティエ」を表彰するセレモニーが行われ、小山も表彰式で登壇する予定です。
そして、小山が2019-20のテーマとして掲げている「ボンボンショコラにもっと市民権を」という活動をボンボンショコラだけでなく、ブースデザイン、そして、ブースで流れるアニメーションにも反映させ、ボンボンショコラの楽しみ方や可能性を世界に発信いたします。
サロンデュショコラ会場の様子は、エスコヤマホームページトップ画面のスライドショーで随時更新されていきますので、楽しみにお待ち下さいませ。
エスコヤマサロンデュショコラ会場ブース位置は、D 63(ESPACE CACAO SHOWすぐ近く)です。
自然界に多く存在する「緑」と「赤」の組み合わせは、幼少期から視覚的にも味覚的にも僕を魅了してやまない。ここ数年、僕のショコラ創作を語る上で素材の組み合わせとしても欠かせないが、2019年はそれが単に素材としての緑と赤ではなく、太陽を目いっぱい浴びてそのエネルギーを成長のために使う緑から赤へと変わりゆく過程、つまり成熟していく過程を一つの「物語」として捉え直した。その物語の主人公は一人の女性。人の「未熟さ」を表すときに使われる「青い」イメージの「若かりし頃」から、少し大人に近づいて表層的な「かわいさ」「チャーミングさ」を象徴するような「ピンク」や「真っ赤」が好きになったりしていた時代、そして大人になって歳を重ねるにつれ、人としての深みが増していく……そんなイメージだ。味の表現としては、前作のテーマ「What A Wonderful World~限りある生命 儚さを閉じ込めて~」を引き継ぎ、「いろいろな見方をすると、世の中にはまだまだ一瞬の面白いものに出会う」ということ深めて昨年やり残したことを表現した作品もある。そうした視点・考えから今回の4つのショコラは、一種の伝記映画的な手法で、召し上がっていただく順番が構成されている。年老いた女性が孫に向かって「昔はね……」と語り始めるように、1つ目のショコラは「What A Wonderful World~」の回想シーンで幕を開ける――。
パッケージの色合いもテーマを色濃く反映した。前作と同じ萌黄色のベース色に赤を足していき、緑の葉が秋を迎えて紅葉していくように、緑のニュアンスを残しながら熟成感のある赤色で表現。そして、緑から赤へ、少女から大人へと成熟していくように、世の中の様々なものや人との出会いを通して、経験を重ね歳を重ね、円熟していくことの素晴らしさを、この4つのショコラの構成だけでなく一人の女性の人生に例えたアートや写真で表現している。
ショコラティエ 小山 進
2019年内発売予定
1箱(4個入り)1,728円
日時:10月31日(木)11:00~
日本人の感性が生み出す新しいチョコレート菓子 ~フランスの最新テクノロジーと日本人ショコラティエの感性の融合~
日時:10月31日(木)13:00~
THE STORY OF CHOCOLATE MANIA:ボンボンショコラの楽しさを世界に広げよう ~味・香りだけでなく、音楽や映像で伝えるショコラの世界~
1964年京都生まれ。2003年兵庫県三田市に「パティシエ エス コヤマ」をオープン。「上質感のある普通味」を核にプロフェッショナルな味を展開し続けている。近年、特にチョコレートの分野で世界から注目を集めており、フランスの最も権威あるチョコレート愛好会「C.C.C.」が毎年行う品評会において、2011年の初出品以来、8年連続で最高位を獲得。2011、12、14年は「外国人部門最優秀ショコラティエ賞」を受賞。これまで訪れたカカオ生産国は8カ国【エクアドル(2回)、マダガスカル、ベトナム(2回)、インドネシア、コロンビア(2回)、ハワイ、ペルー(2回)、メキシコ】。カカオ生産地域に根付くカカオ文化に直に触れ、その土地の歴史や栽培環境、カカオの潜在能力を探求し創作へと繋げている。また、2013年12月には、「未来の表現者を育てるため」として、敷地内に12歳以下のお子様しか入れないパティスリー「未来製作所」を創設。並行して、県内外の教育従事者や子どもたちに向けた講演活動を積極的に行っている。2017年11月には、敷地内にデコレーションケーキ専門店「夢先案内会社FANTASY DIRECTOR」をオープンし、2019年9月にはメインショップをリニューアル。パティシエ・ショコラティエとしてだけでなく、店づくりも含め、クリエーターとして創作活動を続けている。