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ショコラータはかせとしあわせのボンボンショコラ~ハッピーローズだいさくせん!~ フレーベル館

¥1,980

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あらすじ
物語の主人公は、チョコレートづくりが大好きなショコラータ博士。博士の楽しみは人を喜ばせること。ボンボンショコラをつくっては街中にまいて人々を笑顔にさせていました。その一方で、一部の欲深い人間たちによって自然破壊が進みます。結果、カカオが採れなくなり、食べ物だけでなく虫や動物たちもいなくなってしまいます。すると、人々からは笑顔が消え、四六時中いがみ合うようになってしまいました。「こんな時にショコラがあれば……」博士はそんな状況を変えるため、「おいしいチョコレートでみんなを笑顔に幸せにしたい」という一心で、「幻のカカオの木“月の涙“」があるという「奇跡の森」を探しに旅に出るのでした――。

ショコラティエ・小山進が新たに紡ぐ物語のテーマは、“チョコレート”。私たちの住む世界では環境破壊が進み、さらには新型コロナウイルスが蔓延。世界中の自然も人も大きな脅威にさらされています。そうした中でこの絵本を通して小山が伝えたかったのは、主人公のショコラータ博士が人々の幸せを取り戻すために見つけ出した「奇跡の森」のように「皆がそれぞれに持っている『奇跡の森=大切な何か』を、改めて大切にしよう。そして未来へと繋いでいこう」というメッセージ。「大切な何か」とは、心の奥底にある、ちょっとした我慢や、ちょっとした自分との約束のこと。「モノを大切にしよう」「人にやさしくしよう」そんな心がけが、持続可能な世の中を創り上げていくのだと思います。この絵本を読んでいただきたいのは子ども達だけではなく、このような世の中の状況だからこそ、大人の方々にも読んでいただけたらきっと響いてくれるだろう、そんな思いも込められています。