vol.3レポーター岸本 幸大Yukihiro Kishimoto
小山ロールの生地を担当している岸本幸大です。
研修3日目の5月15日の研修レポートを書かせていただきます。
ビアリッツは大西洋岸最大のリゾート地として有名な街で、夏には海水浴客で大変賑わうそうです。
海に近い場所なのでそれをバックに撮影すると、とても素敵な写真が撮れます。
この日は、朝の9時頃から大体1時間くらい、
町の中を散策しました。早い時間ということもあって人通りも少なく、とても穏やかな雰囲気でした。
坂道が大変多く、お洒落なブティックやパティスリーが並ぶ街並みは、まるで神戸にいるかのようです。
海外にいるのにどことなく懐かしい感じがして、とても居心地が良かったです。
日陰にいると、少し肌寒く感じましたが、一度日が差してくると暖かく、歩くのに気持ちのよい気温になりました。
フリータイムでは、2010年の研修旅行で訪れた「リオネル・ロー」さんのお店や、バスクリネンを扱うお店なども訪ねたのですが、特に印象深かったのは、市場です。一見、何の変哲もない大きな建物の中に、外観とはうってかわって大変な賑わいの市場が広がっていました!
お肉・野菜・果物・惣菜…この季節、ヨーロッパで旬を迎えるホワイトアスパラや、アーティチョーク、絵本に出てきそうなかわいらしいニンジン、真ん丸やキューブ型、上からハーブがまぶしてあったり、と色や見た目も面白いチーズなど、様々な食材がずらっと並んでいます。
特に面白かったのが魚貝類です。エビなどの種類も多く、初めて見る、長細い貝もありました。(「マテ貝」、またはその形から「カミソリ貝」とも呼ぶそうです。)
オリーブオイルでソテーして食べるととても美味しいそうです。
やはり海に近い土地ということもあって、新鮮さが際立ってキラキラしていました。
ここで、私はサクランボを買いました。見た目もピカピカでとてもきれいです。
袋にいれてもらい、さっそく食べてみると、濃密でとても美味しかったです。
普段から職場で色々な果物を見ていますが、実際に市場に並んでいる様子を見ていると「この食材だったらこんなお菓子に使えるかも?」とアイデアが浮かんできたり、自然とワクワクしてきます。
また、実際に食べてみることで甘味や酸味など、味を確かめ、皆とお互い買ったものを交換し合ったり、知らないことを教え合ったりできるのも楽しみです。
日本のスーパーではあまり見ることがない種類の洋ナシや、箱にぎっちりと敷き詰められた野菜、色々なものとの出会いがありました。市場ならではの品揃え、そして素敵なディスプレイの方法など、とても面白く、勉強になりました。
これからのお菓子作りのためにも、もっと私も色々なものを興味を持って見て、センスを磨いていこう!と思います。
11時には、全員バスに乗り、次の街・ビルバオに向けて出発です!